WordPress MUのReadMeの訳

WordPress MU 1.0同梱のReadMeを訳しました。

WordPress Multi User

WordPress MUとはWordPressの複数ユーザー(multi user)版です。

もしあなたがPHPコードの編集や複雑なウェブサーバとデータベースのシステム管理が苦手で、このプロジェクトの今後の開発に前向きになれないのなら、走って(歩くのではなく)http://wordpress.com/へ行き、あなたやあなたの友達を無料のブログに登録してください。結局はそのほうが簡単ですし、多くの不安や苦しみからあなたを救うことになります。

インストール
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  1. もしまだなら、WordPress MUパッケージをダウンロードして解凍します。zipファイルは”wordpressmu”とバージョン番号もしくは”wpmu”と日付が入ったディレクトリに解凍されます。先に行く前に、とりあえずこのフォルダ名を”wordpressmu”と変更してください。
  2. WordPress MU用のデータベースをウェブサーバ上に作成してください。また、そのデータベースに対するアクセスと変更のすべての権限を持ったMySQLユーザーも作成します。
  3. WordPress MUファイルをウェブサーバ上の望ましい場所に置きます:
    • WordPress MUをドメインのルート(例:http://example.com/)に統合したいときは、解凍したWordPress MUのすべてのコンテンツをウェブサーバのルートディレクトリに移動もしくはアップロードします。
    • WordPress MUをサブディレクトリ(例:http://example.com/blogs/)に置くには、wordpressmuフォルダを適当なフォルダ名に変更し、そのフォルダごとウェブサーバのルートディレクトリに移動もしくはアップロードします。 例えばサブディレクトリ「blog」にインストールするには、「wordpressmu」フォルダを「blog」に変え、そのフォルダごとルートディレクトリにアップロードします。
  4. お好きなブラウザでindex.phpにアクセスしてWordPress MUインストールスクリプトを実行します。
    • WordPress MUをルートディレクトリにインストールしてあるのなら:http://example.com/index.php
    • WordPress MUを、例えば「blogs」というサブディレクトリにインストールしてあるのなら:http://example.com/blogs/index.php (http://codex.wordpress.org/Installing_WordPressより)

アップグレードする場合はこのドキュメントの下まで読み飛ばしてください。

Apache
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mod_rewriteが機能するようにApacheを設定する必要があります。以下はApache 2向けの説明ですが、Apache 1.3の設定方法もとても似ています。

  1. httpd.confに次のような行があることを確認
    LoadModule rewrite_module /usr/lib/apache2/modules/mod_rewrite.so
  2. バーチャルホストの<directory>ディレクディブで次の行を探します
    “AllowOverride None”
    and change it to
    次のように変更します
    “AllowOverride FileInfo Options”
  3. ホスト用configファイルの <virtualhost>セクションにホスト名を定義している行があります。バーチャルホストを正しく作動させるには次の行を追加します:
    “ServerAlias *.domain.tld”
    domain.tldは使用するドメインに置き換えて、引用符は取り除いてください。

DNS
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http: //blog.domain.tld/形式(domain.tldは使用するドメイン)でブログをホストするのなら、DNSレコードにワイルドカードレコードを追加する必要があります。これは、通常はDNS設定ツールでサーバに “*” ホスト名レコードポインティングを追加するという意味です。 Mattが以下で詳しく説明しているので参照してください: http://photomatt.net/2003/10/10/wildcard-dns-and-sub-domains/

PHP
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安全上の理由のため、PHPが次のように設定されていることがとても重要です:

  1. エラーメッセージをブラウザーに表示させない。この機能はたいていの場合無効になっていますが、何かをテストするために有効にしてそのまま忘れてしまうことがあります。
  2. グローバル変数は必ず無効にする事。これはセキュリティに敏感な管理者が最初に行なう事の一つです。最近ではデフォルトで無効になっています。
  3. ブログの登録を制限する場合は、制限する登録用メールのドメインを管理画面で設定してください。

これの最も簡単な設定方法は、インストールで作成される.htaccessファイルを利用することです。まだWPMUをインストールしていないのなら、このディレクトリにあるhtaccess.distファイルを編集して、次の2行を一番上に追記します:
php_flag register_globals 0
php_flag display_errors 0

これはすべての環境で作動するわけではないのでデフォルトのファイルには含まれていません。作動しなければ、インストール後に不可解な”500 internal error”が表示されるでしょう。その場合はインストールしたディレクトリの”.htaccess”ファイルを開いて、一番上にある上記の2行を削除して保存してください。 詳細はこちらを参照してください:http://ie.php.net/configuration.changes

.htaccessファイルを編集したくない場合はphp.iniを変更する必要があります。それがサーバのどこにあるのかを説明するのはこのREADMEの範囲を超えていますが、もし共有サーバをお使いなら、その変更にはrootもしくは管理者権限が必要なのでphp.iniにはアクセスできないかもしれません。

もしroot権限をお持ちなら”locate php.ini”を試すかチェックインします:
/etc/php4/apache2/php.ini /usr/local/lib/php.ini

php.iniを開いたらregister_globals とdisplay_errorsに関するセクションを探します。次のように両方ともオフになっていることを確認してください:
display_errors = Off
register_globals = Off
php.iniの設定を更新するには変更後にApache を再起動する必要があります。

アップグレード
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アップグレードは次のページを参照してください:
http://trac.mu.wordpress.org/wiki/UpgradingWpmu 

サポートフォーラムとバグレポート
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質問する前にhttp://trac.mu.wordpress.org/wiki/DebuggingWpmuを読んでください。ここで求められている必要なすべての情報が無ければ、その情報を求められるか、悪くすれば無視されるでしょう。

http://mu.wordpress.org/forums/

Tracがバグ追跡システムです。繰り返しますが、バグ報告をする前に上記リンクを読んでください。

http://trac.mu.wordpress.org/report/1

両サイトともwordpress.orgのユーザー名とパスワードを使用してログインすることができます。

http://mu.wordpress.org/

「WordPress MUのReadMeの訳」への3件のフィードバック

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