「Dissection of a WordPress theme: Part 1」を著者の John Godley から許可をもらって翻訳しました。 WordPress のテーマについての初心者向けの解説です。オリジナル版は現在第三章(パート3)まで出ています。
はじめに
WordPress のブロガー生活は格段に楽になった。マウスを持つことができて指示に従うことさえできれば、インターネット上で自分の得意分野を切り開くための道のりはほとんど終わっているようなものだ。新たなインストールは強力で魅力的なシステムを最低限の労力であなたに提供し、あとはほんの少しの幸運さえあれば、30分もたたないうちにブログをはじめることができるだろう。
沢山の利用可能なテーマやすべてにわたって優れているデフォルトの Kubrick テーマがあるにもかかわらず、時には自分のブログに個人的味わいを加えたくなることもあるだろう。そのための唯一の方法は中身を調べていろいろと見てまわるしかない。
WordPress をベースにしたウェブサイトを運営してひと月、私もまったく同じ事をしていることに気づいた。自分の望みを正確にかなえてくれるテーマは無く、WordPress の中身を調べた後に、テーマがはじめに思っていたよりももっと複雑なものであることに気づいた。初心者が大量の頭文字や慣れていない技術に圧倒されるであろう事は容易に想像できる。
以上のことを考えて、私は手引きを書くことに決めた。これは自分ばかりではなく、WordPress の試用を見合わせているほかの人たちの役にも立つだろう。私はスタイルの権威ではないので、常識と基本的なデザインの原則を頼りにするつもりだ。
この文章は HTML と CSS の初歩的な知識があることを前提としている。また、重要な部分にはすべて注釈をつけるようにするつもりだ。この手引きは最初はゆっくりと進めるが、ある程度のレベルからはスピードアップするだろう。
ゼロからテーマを作成したりすべてを説明したりするよりも、既存のテーマの分析と必須パーツの説明に重点を置くつもりだ。個人的な観点から言えば、細かな点に重点を置いてそのほかは無視したほうが学習は容易だと思う。今回の場合はWordPress 1.5デフォルトのテーマである Kubrick を使用する。
必要に応じて図形を使用し、注釈入りのコードを用意するつもりだ。各ページ右側のメニューに、それぞれの段階のページをダウンロードするためのリンクも用意しておく。
この手引きの最初の章は2つのステップに分かれていて、特に魅力的ではないけれども十分に使用可能な、最小限のスタイルを持った基本的なサイトをつくる。後のほうの章では、このテーマをさらに詳しく分析し、外観をより魅力的にしていく。
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