Speaking in Tongues ★★★★

ボーン・コレクターエンプティー・チェアでお馴染みのジェフリー・ディーヴァーの本。さすがディーヴァー、最初の方こそ分からない単語の5個に1個くらい調べてたけど、すぐにそれすらもどかしくなって、結局ほとんど辞書無しで読んでしまった。

Speaking in Tongues
内容(「BOOK」データベースより)
神に憑かれた牧師アーロン。彼は神への生贄として少女を誘拐、朽ちかけた教会に監禁する。置き手紙から当初は家出と思われたが、状況に不審な点を感じた少女の父親テイトは、元妻とともに娘の行方を追う。テイトの協力者を悪魔的な機知で次々始末していくアーロンが最後に目指すものは?狂気に満ちた誘拐犯と追跡者たちの二つの物語が交錯したとき、驚愕の真相が!『静寂の叫び』に続く、緊迫感溢れる傑作サスペンス。

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Tate Collier, the flawed hero of best-selling author Jeffery Deaver’s exciting new thriller, is a divorced prosecutor whose tangled feelings about his ex-wife and their teenage daughter come to the forefront when the girl is kidnapped by a murderous psychiatrist bent on settling a personal score with Collier. It soon becomes clear that Tate really doesn’t have a clue about Megan’s life or her emotional reality, but the reader gets a fuller explanation from the girl’s own perspective, and it’s Megan, rather than her father, who turns out to be the real hero of this story.

この本はてっきりまだ翻訳されていないと思ってたまたま安売りされてたペーパーバックを買ったんだけど、どうやら邦訳版は『監禁』というタイトルで出版されてたようだ。そこで図書館でちょろっと『監禁』を読んだんだけど、ずいぶん違う箇所があるんだよなあ。アーロンって牧師じゃなかったし。で、いんたねっとで調べたらどうも邦訳版の『監禁』はイギリスで最初に出版されたのを訳しているようだ。そしてその後ディーヴァー自身がだいぶん手を入れてアメリカで出版し直したらしい。おおまかなストーリーは同じだけど、手を入れている分やっぱこっちの方が面白い。