自分でも興味あったのと detlog.org:Nao さんのリクエストもあって Carthik さんのブログエントリ:Moving from movable type to WordPress を訳しました。
文字どおり「Movable Type から WordPress への移行」について簡潔にまとめられています。最初は要約だけ載せようかと思ったのですが、これを書いた Carthik さんに敬意を表して全文(といってもたいした量ないけど)そのまま訳して載せることにしました。Thanks a lot, Carthik!
私自身も今年の一月に Movable Type から WordPress に移行してすっかり満足しているのですが、もしこれを読んだ方が実際に移行を考えておられるのなら、訳文にもありますように間もなくバージョン1.2がリリースされるのでそれを待った方がいいと思います。
その他 WordPress に関しては以下を参照して下さい:
WordPress – Multilingual Edition(日本語)
WordPress(英語)
FAQ(英語):FAQ(和訳)
***ここから Moving from movable type to WordPress の訳***
(注:日本語ページへのリンクは私 tai が入れた。また、日本語ページの情報は更新されていなくて古い可能性もある)
Mena は「 It’s About Time(そろそろアップグレードすべき時よ)」と書いているが、それには僕も大賛成だ。そろそろ Movable Type のユーザは WordPress に移行すべき時だ。
WordPress に移行したがっている MT ユーザは大勢いるのではないだろうか。しかしおそらく、その移行に関して、そして WordPress に関して(英語)(日本語の情報)たくさんの疑問と懸念があるではないかと思う。そこで、必要な資料やヒント、そして答えを短くまとめたものが(少なくとも何人かの)役に立つと思うので書いてみた。
WordPress のダウンロードとインストール:
最新のベータバージョンがベータダウンロードのページからダウンロードできる。 WordPress 1.2 はほぼ出来上がっていて、1、2週間のうちにリリースされるだろう。ベータ版ではなく安定版が欲しい場合は sourceforge のダウンロードページから落とすことができる。
(訳注:日本語化されたバージョンはこちら:WordPress – Multilingual Edition)
MT エントリーのインポート:
WordPress に同梱される import-mt.php スクリプト(wp-admin 内)を使用することによって、あなたのすべての MT エントリーを WordPress にインポートすることができる。助けが必要であれば MT import tutorial(和訳) がある。また、最後の方には、移行前の古い MT の URL から WordPress で運用されている新しい blog に訪問者を誘導する方法その他があるので、読んでおくといいだろう。 🙂
テンプレートとスタイルシートの改造:
1. WordPress の index.php ファイル/テンプレートを理解するには LaughingLizard のコメント入りの index.phpが役に立つはずだ。
2. テンプレートのタグに関しては template tags wiki ページ(英語)(日本語)で解説されている。また、Gregory Auld も MT と WP の “テンプレート・タグ” を比較したすばらしい文章を書いているので、これもきっと役に立つだろう。
3. NuclearMoose の 注釈付き default CSS と podz の Graphical CSS は WordPress に同梱されているデフォルトの CSS スタイルシートに対するすばらしい案内役だ。
広がりつつある翼:
いくつかの有益な WordPress リンク:
1. The WordPress Wiki(英語) ※1- 私自身、何らかのハック/プラグイン/テクニックの検索はここからはじめる。
2. サポートフォーラム(英語) ※2 – 検索すれば答えは必ず見つかるはず 🙂
3. AlexKing.org WP スタイルコンテスト – 最高にすばらしい”すぐに使える”スタイルシート(そしてその使用法)。
4. WeblogToolsCollection.com – 様々なヒントと有益なリンクを扱った blog。
(訳注※1:まだ量は少ないが日本語ドキュメントのWikiもあります)
(訳注※2:日本語でのフォーラム)
いくつかの答え:
WordPress を使った複数 blog:
上記 Mena の投稿に対するトラックバックを読むと、WordPress では複数のブログを動かせないと考えている人が大勢いるようだ。 WordPress で複数のウェブログを同一サーバ上で、それも一つの MySQL データベースで運用することは可能だ。私自身、一つのサーバ上で7個のウェブログを WordPress で運用している!必要なのは複数の WordPress をインストールすることだけ。各ブログごとに違った MySQL テーブル・プリフィックスを持たせるようにすればよい。 WordPress のインストールには5分もかからない(テンプレートやスタイルシートの変更にはもっと時間がかかることは同意する)。つまり、あなたのサーバ上で一つ以上のブログを WordPress で運営するのは、可能なばかりではなく、とても簡単にできることなのだ。
リビルドとページ:
WordPress ではブログをアップデートする毎のページのリビルドは必要ない。WordPress は PHP を使用していて、オンザフライでとても素早く(このページの一番下でこのページの作成と表示にどのくらいの時間がかかっているのかを知ることができる)、動的にページを作成している。
これはまた、テンプレートが一つ(index.php)ですむということも意味している。エントリーの個々の”ページ”、アーカイブやその他すべては、index.php に渡されるパラメータによって WordPress が作成する。
MovableType のリンクを維持するには: 2004年5月14日編集
いくつかの既に利用可能な方法によって、MovableType の古いブログ上のページへの訪問者を、WordPress 上の新しいブログ上の対応するページにリダイレクトさせることができる。検索エンジンを気にしているのなら、それらの多くはある程度の時間がたてば URL の変更に追い付いてくるだろう。以下の方法は、‘post_id’ を使用した URL(例えば”http://example.com/000121.html”)と、‘dirified’ された URL(例えば”http://example.com/archives/2004/05/12/this_post”)の両方の URL で適用することができる。前者のタイプに適用する方法では、サーチエンジンがあなたのブログを反映するようにアップデートされるころまで、MT のインストールを維持しておく必要があるかもしれない。これは MT のエクスポートしたファイルが各ポストの ‘post_id’ を含んでいないためである。‘dirified’ された URL では問題ないはず。
1. Alex King の 訪問者をリダイレクトする MovableType のテンプレート
2. Matt の方法
3. Idly.org の方法
ライセンス、その他:
WordPress は GPL のもとに配付されていて、これからも”自由なソフトウェア”であり続けるだろう。以上。
***和訳ここまで***
以上の訳に関して何かあればコメントをつけて下さい。また、WordPress に関して何か知りたいことがあれば WordPress Japan フォーラム(日本語) か WordPress Support(英語) で聞いてみて下さい。
**2004/05/17/:FAQ へのリンクを追記
**2004/05/21/:「Movable Type のエントリを WordPress のブログにインポートする方法」へのリンクを追加